季節の移り変わりと体の変化
年明けからちょうど今頃までの間、私の頭から首にかけての皮膚は次から次へと、毎日毎日ボロボロと剥がれて乾燥し赤くなります。
大変だねえと同情されることもあるけれども、以前の私は「全く外に出せない体質」だったために、あるところまでため込んでしまうと寝込んでしまったり、異常なほど眠くなったり逆に数日眠れなくなったり、視界が真っ白やら幻覚幻聴の類に悩まされたりで、つまりまっすぐ歩くこともできない状態になるほどどうしようもなかったのです。それと比べたらいまはなんてわかりやすいんだろう。荒れた皮膚を思えば自然と使う日用品は決まってくるし、そのおかけでさらに「カン」が磨かれていく。
肌の荒れ具合もすっかりピークを過ぎて、終わりが見えてきたので、スペシャルケアを用意しました。
(あれ?写真逆さまじゃないか?)
頭皮にクレイを乗せるのは難しい!
用意したのはグリーンモンモリオナイト(アロマフランス)を100グラム。80mlの水を加えてペーストを作りました。これを大事に抱えてお風呂へ。
頭にクレイを乗せる=そのあと洗い流す(しかも結構大変)という流れなので、もう入浴を兼ねてクレイパックをする事に決めています。
このボウルから手づかみでペーストを手にとって、頭に(というか頭皮に)乗せていきます。そして顔全体、首、鎖骨までできるだけ厚めにペーストを乗せていきます。まあ、お風呂に鏡があるわけじゃないので、実際どうなってるのかよくわかってないのですけど(^_^;ちょうど『赤ちゃん泥棒』という映画(私の好きな映画ベスト10に絶対入る!)で脱獄したてのジョン・グッドマンみたいになります。
この時点でお風呂の湯に浸かりながら、ちょーっとずつ濡れた手で髪や顔をくるくると撫でたりしてさらに馴染ませ、だいたい20分経ったところで、お風呂に潜ってクレイを洗います。100グラムもクレイを使うとさすがにお湯の色も濃くなります。クレイバスで体中を撫でて話しかけてあげたら終了。
【注意】クレイは金属と反応してサビを生みます。お風呂で使うときにはそこを承知の上で実践してください。私は湯沸かしの循環を止めた状態でクレイバスをして、必ず湯を捨てて配管まで洗います。
髪へのクレイは、私のように髪を染めていてもともとダメージがある場合、それがすっかり露わになってしまいます(髪を守っていた人工的なものを吸収・吸着してしまう)。傷みがちな髪の場合は、クレイを流した後にかるーくシャンプー、そしてリンスして保護するとよいです。
仕上げにモンモリオナイトを使う理由
クレイには層の構造から種類があって、普段はより吸収力の高いイライトを使っています。休みの前日や、「もう行くしかない(どんな決意なのか・・・)」というときには、体にかかる負担と相談してイライトのパックをするわけです。
そうやって出して出していって、そろそら終わるよねーというタイミングで何がほしいかというと、
・表皮の不要物をきれいに取り去ること
・肌に元気を与えること
なのですが、このどちらもグリーンモンモリオナイトはクリアできる!パックした翌日の肌の弾力は嬉しいです。お片づけの意味でのクレイ選択なのです。使う目的はもちろんですが、クレイとの相性も大切。
そんなに頭皮にトラブルがあるなら、もっと頻繁にクレイパックすればいいじゃない、と思うかもしれませんが、私が頻繁に髪へのクレイパックをしない理由は「染めた色が落ちるから」です。せっかくキレイに染まってるのにもったいないじゃんと思ってしまう!そんな理由かよー!