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5月の施術受付をまとめました。17時までの受付日を多く取れるようになりました!
いったいどのコースにすればいいんだ・・・と迷われる方は、ひとますアロマトリートメントでお申込みいただき、「どのコースにしたらいいか相談」とひと言添えていただけるといいと思います。ゴールデンウィークの間にあちこちへ出かけた際に自分の体の変化に気付いてしまって、どう整えていけばいいんだ・・・と遠い目になっている方、ご相談ください。
食べることの意味
サロン営業のかたわら、訪問介護の仕事を始めて3年。高齢者施設への出張アロマトリートメントの仕事ももうすぐ4年になるでしょうか。なにかしらの手伝いを必要としている高齢者とかかわる中で、『食べる』ことの意味について考えることがあります。
食べるという動作を、
A,口に入れる
B,食べ物を噛み砕く
C,食べ物を飲み込む
と分けたときに、それぞれでトラブルが起こると、気持ちよく食べることが難しくなってしまうのです。
例えばAの口に入れる段階でのトラブルというのは、それが食べ物として認識できるかどうか、食べたいと思っても口を開けることができるかどうか。Bの作業はかなり複雑で、単に顎を開け閉めしても食べ物をつぶすことはできなくて、舌を使って唾液を出して、食べ物の硬さや大きさに合わせた動きをすることでやっと全体が細かくなっていくものなので、ここでも顎の力や歯の状態、舌の状態、それらをどのように認識しているかで起こるトラブルが変わります。Cでは、食べ物が細かくなったかどうかの見極めや、飲み込むという意志があるかどうか、そして食べ物を喉へ送るためにも舌や頬の複雑な動きが必要になってきます。この過程のどこかでトラブルが起こると、「食べる」という行為が難しくなってくる。自分が何気なく食べている食事という行為について、こんなに考えたのはこの仕事に就いてからです。やわらかい食べ物を刻んで小さくしたら食べやすいのか、それとももたっとしたペースト状のほうがよいのか、ババロアのような半固体のものがよいのか、さらにゆるくしたスープ状のほうがよいのか、人によって抱えているトラブルによって、食事の形態が変わってきます。
自分にとって食べやすい硬さ・大きさになった。声をかけてもらえばもぐもぐと噛める。食べる、飲み込むことが可能になったことで、必要な栄養が摂取できる。生きていくうえでこれはとても重要なことなのだけれども、「食べる」って他にも意味があるなあ。それは「楽しみ」としての食事。料理を目で見て味わう、誰かと一緒に食事をする。おいしいねえと会話やアイコンタクトをする。これらもまた、生きていくうえでとても大事な要素。実際、介護食を調理されている方は、お魚のペーストを魚のかたちをした型を使って形を作ったり、素材がそれと分かるようなプリントをしています。さらにヘルパーが食事を介助することでスムーズに安全に、楽しい食事を達成できる。楽しみとしての食事は脳を刺激して、体全体を活性化させる。ひとりひとりの希望に最大限近づく食事を提供する。
私自身を振り返ると、苦手な食べ物こそあるけれど(ヤングコーン!)大した問題もなく食事ができている。何を食べるか、誰と食べるかなんて忙しいと忘れてしまって、気が付くと何を食べているかすら気にせず過ごしているかもしれないなあ。なんとなく食べ物を並べて、なんとなく噛んで飲み込んで。まるで自分の体を自分のものとして扱っていなかったなあ。そんなことを考えていたところに、母からの贈り物が。
のフタを開けて、まずアスパラの瑞々しさに感動しました。なんて美しいかたちなの!とすぐに写真を撮って。そしてすぐさま調理。
バターで焼いて、最後に醤油をたらして食べました。うまい!!!アスパラが持っていたエネルギーが自分の体に広がるのを感じました。娘もひと口食べるなり笑顔に。食べ物って栄養源という捉え方だけでなく、体に取り込む対象物として意識ができると、自分のエネルギー的なメンテナンスに役立ちます。今のあなたは自分の中にどんなものを入れたいと思いますか?この質問に丁寧に答えようとすると、そのうち「新鮮なレタスをほおばりたい」とか「ほどよく漬かったきゅうりのぬか漬けをかじりたい」とか「友人と話しながらフルーツタルトを楽しみたい」といったかなり具体的なイメージが出てきます(ちなみにこれらは私から湧いてきたイメージ)。何を食べるのかということの他に、どんな環境で食べるのか、お腹を満たすだけでなく心を満たす視点を持つことで、調和のとれた体を作っていくことができます。
栄養源としてだけでなく、楽しむこと、そして食べ物そのものからもらうエネルギーとして「食べる」を見直すことで、普段の生活の中で体の調和を保つことができます。なにも特別なものを食べろと言っているわけじゃないのですよ。自分に聞いてみて!食べたいものって意外とフツーのものだから(*´ω`*)