頭でっかちさんのアロマブレンド考②

前回の続きです(・´з`・)

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アロマテラピーって自然療法のひとつ。人を全体的に捉えて、バランスの歪みを改善することで、本来のその人らしい姿・ありかたに近づこう。そういうものだと私は解釈しています。人の不調は部分で起こるのではなくて、心や体のバランスの歪みがたまったところに起きている。

例えば泣き続けている赤ちゃんがいたとして、ずーっと泣いていてかわいそうだし気になるしなんとかしてあげたい。そんなときに、「泣いている」という部分だけに注目して泣くのがおさまる魔法をかけたところで、その効力が切れたらきっとまた赤ちゃんは泣きだすでしょう。あるいは赤ちゃんにしてみたら「泣けなくなってしまった」ということになるので、泣く以外の別のことが起こるかもしれない。

そう、泣くって何かのアピールですよね、その背景に何があるんだろう、お腹がすいたかな、おむつを替えてほしいのかな、寂しくなってしまったかな。これらをすっかり無視して「泣いている」ことだけを見て対応してしまうっていうのは、もしかしたらお腹が空いている赤ちゃんにご飯を与えず口をふさぐ(呼吸できないようにするのでなくて、泣き声が聞こえないようにするという意味)ようなもの。とても不自然な対応だと感じます。アロマテラピーの実践の中で、精油の成分による効果効能のことばかりが頭にあると、泣いている赤ちゃんに対して「泣き止む効果」のある精油を探すような方向に行きかねないなあ。実際にアロマテラピーを伝える現場の中でも、なんとなく考え方がかみ合わないような、ちぐはぐした感覚の裏に、上のようなことが見え隠れする(気がする)ことがあります。

私だったら泣いている赤ちゃんを抱っこする、体をさする、話しかける、表情をみる。どうして泣いているのかなって探ってみる。きっとみんなもそうでしょう。だからまずその人を見る。感じる。想像する。そこから始めてほしいと心の底から思います。

特に私たちのように日常生活の中でのホームケアとしてアロマテラピーを実践していくときには、使う人のためになる精油って表面的な効果効能から外れる選択をすることも多くなってくるはずなんです。それはどうしてかといえば、

治療をするわけではないから

あったりまえじゃん!って話だけれど、知識に偏るといつの間にか人の「悪いところ探し」をして「良くしてあげたい」となる。人の不調、特に病院にかかるほどではないなあという未病と呼ばれる部類の不調は、言い訳のようなもの、あるようでないもの。その奥をどれだけ感じられるか、気づけるかが大切だと思っています。すると当然精油のブレンドも、表面的なアプローチから内的なアプローチについても考えるようになる。

精油の成分・働きについての知識が付いてくると、表面的なことばかりに気を取られて、その人を見失いがちです。そもそもアロマで対応できるのかどうかから判断する目をもつ。こんなことを共有できる流れが作れたらいいなあと思いました。相変わらず話がばらばらですけど、今日はこの辺で(´・ω・`)

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