かつて介護の学校にいたときに、「年を重ねるほど、身体機能を回復させるというよりは、維持することを目標に」とアドバイスをもらった覚えがあります。そのときは、身体機能が落ちていく高齢者に対しては、回復させよう、がんばろうという働きかけがプレッシャーになるだろうな・・・と自然に受け止めました。その思いは最近まで変わらず抱えていて、訪問するお宅でも「機能が落ちていくスピードをいかに遅くするか」ということを考えてきました。
けれど、さとう式の施術やフットケアによって身体機能を維持するどころか機能を大きく回復させるような例があるのを見て、自分の考えを改めなくてはと感じています。アロマやクレイを使った施術にも大きな可能性があることを実感する出来事も重なって、私の中では「いくつになっても改善できる」「諦めることはない」こんな言葉が心の中を占めるようになりました。
身体機能の回復改善と足並みを揃えて意識するのは「生きる力」。楽しみがある、目標がある、心地よい環境、安心感。満たされ、しっかりと土台ができた実感があると、自分の力を信じられるし自然と力が沸いてくるのだろうなと思います。
首の後ろや肩の周辺がすっきり
胸が開いたおかげで、肩の位置がかなり変化しました。視線がうつむき気味から自然に顎が上がるように。見える景色が変わります♪
体を支える筋肉の緊張が取れ、全身に酸素や栄養が行き渡るようになると、見た目はより美しく・心もより満たされていきます。写真のお客さまはお若いですが、70代でも80代でも、可能性は必ずあるのです。
テストで80点を取ろうと思って80点分の勉強しかしなかったら、実際は80点以下になります。つまりそれ以上、100点とるつもりで勉強しますよね(するでしょ)!
どの年代の方でも、「ほどほどに維持する」から「より自分らしい姿へ」。100点目指していきましょう(*^-^*)