新宿駅にはホントに人がたくさん。仕事中かなと思わせる忙しそうな人もいれば、数名で会話しながらゆっくりと歩き観光を楽しむ人もいる。
男性、女性、学生、スーツ姿、おじさま、おばさま・・・。
ざわざわとした空気の中に、偶然居合わせた人たち、大勢の人たちが、思うところへ向かって移動しているその、最中。
鉱物学の先生からお話を聞いてきました。クレイは粘土鉱物とも言い、「鉱物」という大きなくくりのなかの一部です。
クレイの構造や性質がなぜそうあるのかを知るためには、化学的な面からクレイをとらえる必要があります。なので当然、話のほとんどが肉眼では見えない小さな小さな単位のお話。
私にとっては、高校の授業で酸化や還元について反応式を書いて覚えて計算して・・・というのが化学というものだったので、「全ての分子や原子が、ルールに従って100パーセント決まった動態をしてる」と思い込んでいました。
でもね、そんなことないんだな。ミクロの単位の世界も、私たちが普段見ている世界と同じなんだな。なんだかそんな親近感を持ちました。それはこんなエピソードからです。
鉱物学のお話の中であれもこれも質問したいことがあって、先生に聞きまくるのてすけど、帰ってくる答えは
「これは理想型であって現実はこんなに規則正しく反応していない」
「環境(温度や圧力)による」
「中にはそういう動きをするものがあるかもしれない」
要するに、学んでいるキホンというのは一般論でしかなくて、実際にはたまたま居合わせた各々個性を持った原子やイオンが、その場で「最善」であるように距離をとり反応しそこにいる。私が想像するよりももっともっと複雑な環境の中の偶然の重なりによって成り立っている。
私という原子がいたとして。
新宿駅の中を歩いているときに、大勢の人の流れの中で、自分が行きたいホームへ向かって流れを乗り換えたり、人とぶつからないよう距離をとったり、ちょっと譲り合ったときに会話が生まれてたり、居合わせた近くに苦手な雰囲気の人がいて離れてみたり。そのときの最善と偶然の中で過ごしている。
私はもともと人混みは苦手なので、下を向いて前を歩く人について行くことが多いけど、場所が変わって公園を歩いているときは散歩する犬を見つけてちょっかいだしたり(迷惑だよねごめん)、時間が変わって夜だったら鼻歌うたって星を探している。
それぞれの環境で偶然近くにいる人と、目が合うかもしれないし、話をするかもしれないし、気づかずにスルーするかもしれない。
そしてたまたま手をつないだ誰かがいたとして。別の誰かの方がいいかしらなんて気がして自分から手を離してしまうかもしれないし、いきなり突風が吹いたりして無理やり離されてしまうかもしれない。
倍率を変えてミクロの世界をのぞいてみると、私という人間がせっせと暮らしているこの世界と同じ景色が広がっているんじゃなかろうか。
水素、酸素、ケイ素、などなどが、安定できる形になるように振る舞う中で、「あれ?こんなとこにあなたがいるの?あれ?私他の人と手をつなぎたかったのに」
あちこちで起こるハプニングや「不安定さ」を経て長いことかけて作られたものが粘土鉱物であって、その不安定さを利用して人の体と反応させるのがクレイテラピーだというイメージがぶわわっと広がりました。
なぜクレイが老廃物を吸収することができるのか
クレイの特性を十分に生かすために必要なこと
クレイの種類による特性の違い
これらを化学的な視点から理解するのに、新宿駅のあの雑踏を想像しながら話を聞いていたのはきっと私だけ(笑)
つじつまが合わない事柄、予想できない出会いがもたらす世界の広がりって、計算では導き出せない手触りを持っている。自然の造形って、ミクロの世界にも及ぶんだなとひとり興奮していました。
今月25日と31日に、『クレイ体験と体をゆるめる交流会(仮)』をまた行います。
自分の体に優しく触れて緩めながら、その体験をシェアしようという内容です。
毎回クレイを使いますので、クレイテラピーに関心のある方も、ここでだんだんと慣れていくことができます。
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良い循環を作っていきたい。リンパケアとクレイで流れる体づくりをしながら『美』に特化した特別コラボ。年内受付けています。
私も頭蓋骨矯正を試しましたが、寝ていただけでよくあそこまで結果がでるもんだと驚きました。女性は特に、顔の調子がいいと気分もいいですからね(*´ω`*)
お知らせが続きますが、11月にはお子さん対象の体験講座も予定しています。いままとめているところです。もう少々お待ちください。
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