『(知識として)わかるけれど、なーんか(体が)わからない』人へ

先月29日は『クレイ体験と体をゆるめる交流会』でしたが、残念なことにお申込みがありませんでした。

どうしようかなあ。用意しているお部屋をキャンセルしても良かったのですが、サロンとは違う場所で試したいことがあったので、ひとり交流会スタート。のちにこのことを娘に話したら「よくそんなに元気でいられるねえ、私だったら参加者いなかったらかなり落ち込むし」という反応がありました。慣れたのもあるかな(こんな慣れっていいのだろうか)。私はできることをするまで、と(´ω`*)

知識ばかりを断片的に集めてしまって、その膨大な情報を使い切れずにストックしている人がわんさかいると思っています。それをどう生かそうか、悩んでいる方に私ができることのひとつは「体験としてからだに気付かせること」なのです。

私は料理がさほど得意ではないのですが、家族もいますし訪問介護の仕事もしているため、毎日台所で食事を作ります。

主に使う調味料はしお、しょうゆ、みそ。それから酢、みりん、酒(ほとんどさとうは使いません)。おそろしいほどシンプルです。毎日これらを使って調理しています。

白菜を湯がいて、しょうゆと少しこめ油をかけて食べるとホントに幸せ(*´ω`*)ごぼうやれんこんを中心に、甘辛く味付けした煮物とか。地味ながらもけっこうバリエーションがあるものです。そしてこれらの味付けはほぼ「てきとー」。

酢飯をつくるときとか、調味料を混ぜる割合を守っておきたいものもありますが、たいていはてきとー。入れる材料の種類や買ってきた量によって、あるいは季節によって、塩気が多いほうがいいだろうとか今日はこんなふうにしてみようとか、二日酔いだし薄味でとかいう理由によっても、使う調味料の量っていうのは変わるもの。

その量をどう決めているかというのは、体が覚えているわけです。ふむー、なんか味がはっきりしないなあというときに、どの調味料をどのくらい足したらイメージ通りになるのか。

上記の調味料であればそうやって自分の体で判断できるのですが、これがナンプラーとかバルサミコ酢とかだとどうしたらいいか全くわからなくなります。つまりクックパッド様にお世話にならないと加減がわからないし、分量通りに作ったとしてもたぶん「こんな味でいいのだろうか・・・」ともやもやが残ります。

調べればわかるんですよ。ナンプラーバルサミコ酢がどういった材料からできていて、だいたいどんなふうに使うのかはわかります。でも私の体には全く馴染んでいないものだから、レシピ通りに作ってもそれがおいしい完成型なのかがわからない。まずくない。まあおいしく食べられる。でも本当はもっとおいしいものなんじゃないの?

(知識として)わかるけれど、なーんか(体が)わからない

せっかく自然なものを使って自分のケアに取り組みたいというところが見えてきたのに、なーんか『どうしたらいいかわかんない』って思っていませんか?それは圧倒的な経験不足なんです。知識だけは十分蓄えたけれども、一つ一つがつながらずにばらばらしている。そして体がまだ『わかってない』状態。

「あー、わかった!」という状態って、わかっているのは頭じゃないんですよ。体のほうです。腹に落ちるというやつです。これはね、とにかく数をこなすか経験のある人と一緒にするかしないとどうにもならない。クレイにしても、体をゆるめるにしても、とにかく体験する場を作ってちいさな『わかった』を積み重ねていきたい。それは参加してくださる人の体験の場でもありますが、私の大事な体験の場でもあるんです。

ですので、しばらくこの会は続けていきます。娘に「よく平気だね」と言われてしまったひとり交流会(;´Д`)の様子は次の記事で。

12月は26日に府中で開催です。

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