感じる皮膚、考える皮膚

最近興味があることのひとつが『皮膚の感覚』です。

自分で腰を触ってもなんともないのに、他人に触れられると(いや、触れられる前からすでに)むずむずくすぐったく感じるのはどうしてだろう。そんな誰でも一度は考えたことがある事柄。

ある人とは触れたときにとても「馴染む」感じがする一方で、また別のある人とは違和感を感じる。感触の違いとはまた別のものを感じ取っている気がする。それはどんな違いを感じているんだろう。

皮膚の下には痛みや温度を感じ取る神経が張り巡らされ、細かな圧力を感じ分けて、触れたものの詳細を知ることで体を守るシステムがあります。

そして皮膚の表面には角質と呼ばれる層があって、新しい皮膚細胞が真皮から生まれ押し出されるようにして表面へせり上がっていく「死んだ細胞」と言われていますが、この隙間に水分と油分をうまく保持することができると、体を外界からの刺激から守るバリアとしての機能を充実させることができる。

私が知ったのは『皮膚自体が感覚器として働いており、キャッチした情報について考えた結果を知覚神経や免疫システムへと伝えている』という研究結果でした。

ものに触れたときの細かな感触や、それに付随する言葉では説明できないレベルのニュアンスを、死んだ細胞と呼ばれている角質層が感じ取っている。

それは体の持ち主である私にすら自覚できないようなレベルのとても優れた、精妙な(ああ!この言葉が使いたくてたまらないのです)働きなのです。

ひもを体に巻くワークをしていて本当に不思議だと思うのは、締め付けて固定するわけでも拘束するわけでもないのに、ある場所にひもを巻くことで体が決まった反応をすることです。皮膚がひものわずかな感触を感じ取って、それと体とが連動しているということなのですが、これを体験してしまうと、身につけているどれもそれもが私の体にどんな影響を与えているんだろうかと考えざるを得なくなります。

あなたが身につけている服の素材やサイズ感、形、色、締め付け具合。

これらが居心地の良さ(気分を含む心の状態)や健康状態に少なからず関わっているよということです。

「え?私が着ているもののせいで不健康になってる可能性があるってこと?」

そういうことです。まずはそういうものを見分ける体の感覚が本来誰にでも備わっていることに気付いてください。

ひもを体に巻いて巻かれて楽しむワークを取り入れています。

自分の体を見直すきっかけに。新しい発見がありますよ。

クレイを使った体の調整法と合わせて楽しくやっています。

『クレイ体験と体をゆるめる交流会』

3月6日(月)10:00~12:00

京王線府中駅から徒歩1分施設

www.reservestock.jp

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『クレイ体験と体をゆるめる交流会』本日もありがとうございました。地に足が吸い付く!#クレイテラピー  #さとう式リンパケア

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