「足りないものを補う」以外の発想~いつだって最善のバランス~

年度末へ向かうこの時期、一年間のまとめに取り組んでいる人や新しい生活の準備中の人など「春からはこんな自分で」というイメージを持って期待している人が多いころだと思います。ちょうど季節も寒く厳しいときからふんわりとした暖かい時期へ移行するところですし、ゆるんで暖かくなって広がっていく、そんなイメージを体で感じているんだろうなと思います。四季がある日本っていい国だわ。

変化していく・上昇していくといった前向きな思考の中に「自分に足りないものを補うことで充実させていく」という考え方が根底にある人は少なくないと思います。ここが良くなればもっとうまくいくのに。あそこが悪いからダメなんだ。こんな考え方のことです。

「足りていない今現在の自分」がベースにあって、よそから何かを補うことで完成するような気がしている。

私の考え方はこうです。

「その人にはあらかじめ全て備わっていて、今のその時がその人にとって最善のバランスである」

これがベース。状況が一見良くても悪くても、その人にとってその状態が一番いい感じなんだよねということ。いい状況をいい感じと理解するのはまあわかるけど、悪い状況もまたいい感じっておかしくない?

例えば熱が出ちゃって寝込んでる、もうしんどい!って場合でいえば、外からウイルスが体内に侵入して増殖している現実に対して、体内の免疫反応がちゃーんと作動してウイルスと戦っている結果発熱している。そうやって元の健康な状態に戻りたいなと体がバランスを取ろうとしているいい状態。しんどいけれど。

例えばうわあ、あの人と今日も一緒に仕事するのかあ嫌だなあって場合でいえば、奔放で自分勝手で言いたい放題のあの人を見るとなんて思いやりのない人なんだろうって腹が立つ、・・・私だって本当はあの人みたいに何も気にせず振る舞えたら楽だなって思ってるけど・・・周りの迷惑とか考えないのかしら、悔しい!ムカつく!そうやって自分の心をかき乱す人の存在から自分を守りたい、いつもの安定した状態に戻りたいなと体がバランスを取ろうとしているいい状態。腹立たしいけれど。

バランスが取れている落ち着いた状態っていうのは、なにも左右均等の美しいかたちだけじゃない。左右の手に違う重さの荷物を持とうというときに、体をよじってバランスをとる人もいれば、一歩はまっすぐに腕を下ろして一方は肘を曲げて持つことでバランスをとる人もいるだろうし、力ずくでバランスをとる人もいる。見た目がいびつでも、その人にとってはその状態が一番荷物を持ちやすい状態、いいバランス。

でも、そのバランスの取れた状態をらくらく維持できる人と、維持するのが大変!という人と、ちょっとしたことですぐにバランスを崩してしまう人とがいる。その差は一体なにかなあ。

それはね、バランスが取れて安定している普段の状態(見た目にいびつか整っているか関係なく)を保つことが、その人にとって自然か不自然かではないかしらと私は思っています。

両手に荷物を持つその人に十分な筋力と体力があれば、多少無理な格好をしようが重いのを我慢しようが目的地まで荷物を運べる。でも筋力がない人だったらすぐに腕が痛くなってしまうだろうし、体力がなかったらあるところで力尽きて座りこんでしまうかも。

あーあ、私にもっと筋力があったらなあ。体力があったらなあ。

ほら、やっぱり自分に足りないものを補わなきゃ解決しないじゃない!

そう思う展開になってはいますけど、他にも解決方法があるんですよ。

少し長くなってきたので次の記事に分けることにします。

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ひもを体に巻いて巻かれて楽しむワークを取り入れています。

自分の体を見直すきっかけに。新しい発見がありますよ。

クレイを使った体の調整法と合わせて楽しくやっています。

『クレイ体験と体をゆるめる交流会』

3月6日(月)10:00~12:00

京王線府中駅から徒歩1分施設

www.reservestock.jp

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